ジュニア女の子向け袴サイズの選び方のポイントを、身長や体型、履物別にご紹介
ジュニア女の子の袴姿は 美しく 可愛く
まだあどけなさが残る小学生や中学生の袴姿は、その年齢にしかない可愛らしさを重んじて大人よりも袴位置を高めに着付けます。
サイズ選びで最も慎重になるのは袴サイズです。美しく、可愛いジュニア女の子の袴姿を目指して、お子様にあったサイズ選びをしましょう。
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草履とブーツどちらを履くか
どちらのスタイルを選ぶかで袴サイズが変わります。
- 草履スタイル
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脱ぎ履きも楽な草履は、脱いだ時も足袋を履いているため全体的な和装の雰囲気が損なわれることはありません。
袴サイズは足袋の上から足首がのぞかない長さを選びます。
- ブーツスタイル
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草履よりも普段履き慣れているブーツは雨の日でも足元が濡れる心配がなく、また卒業式シーズンでは防寒対策として厚めの靴下などを履きやすいです。
袴サイズは、草履スタイルより短めサイズでブーツの上から素肌が見えない長さを選びます。
袴サイズの測り方
履くものが決まったら次にお子様の袴サイズを測りましょう。
袴サイズは「袴紐下丈(はかまひもしたたけ)」の長さを測ることで分かります。
お子様の袴紐下丈の測り方
アンダーバストより5cm下がった位置から真下へ垂直に測ります。
測る時は前かがみにならないようにまっすぐ立った姿勢で測りましょう。
草履スタイルまたはショート丈ブーツの場合は足首のくるぶしの高さまで測ります。
足袋を履いた時に袴の裾から素足が見えない長さにするのがポイントです。
ブーツスタイルの場合は足首にかかる範囲内でお好みの長さまで測ります。
ブーツの場合の袴サイズを決めかねた時は、草履の場合の丈から約5cm短くした長さを目安にするとよいでしょう。
袴の袴紐下丈の測り方
袴の前身頃で長さを測ります。ヒダ(プリーツ)の数が多いほうが前身頃です。
ウエストの袴紐の下のちょうどヒダが始まるところから裾までの長さが袴紐下丈(袴サイズ)です。
ヒダに沿って測ると正確に測ることができます。
身長で分かる袴サイズ早見表
袴のサイズ選びが不安な方は測ったサイズと早見表を比べて、サイズ選びの参考にしてください。
- お子様で実際に測った袴紐下丈に近いサイズを選びましょう。
- ジュニア用袴サイズは袴紐下丈75cm・80cm・85cm・90cmのサイズ展開となっています。
- アンダーバスト(ヌード採寸)が68cm以上で、身長が145cm以上ある場合は、大人用の袴から選ぶことが可能ですが、お子様のサイズがジュニア用袴の適応サイズ範囲内であれば、無理に大人用袴を選ばれるよりジュニア用袴を選ばれることをおすすめします。詳しくはジュニア用袴と大人用袴の違いをご覧ください。
ジュニア用袴と大人用袴の違い
同じ150cmの身長であっても、発育途中の女の子と、大人の女性では体型が微妙に異なります。
ジュニア用袴は大人用袴より細めに作られているため、サイズ感があったすっきりとした着姿になります。
ジュニア袴と大人袴の着用比較
アンダーバスト65cmのマネキンでジュニア用と大人用の袴の着用感を比較してみます。
ジュニア用袴はヒップ回りに生地のたるみもなくスッキリとしたシルエットになっています。
一方、大人用袴では、マネキンの胴回りに対して袴の幅が広いため袴のひだが乱れてしまっています、またヒップ回りもぶかぶかな印象になっています。
着姿を横から見ると、脇開きの加減がジュニア用袴では理想的な「Vの字」になっています。
一方、大人用袴ではマネキンの胴回りに対して袴の幅が広いため脇開きが詰まっています。また袴の後ろに余った生地のたるみが出てぶかぶかな印象になっています。
※他店や他レンタルショップのジュニア用袴として販売されている商品には、当店の袴サイズの規格と異なる場合がありますのでご注意ください。
小学生の卒業式袴スタイル モデル例
- 身長:143cm
- ブーツスタイル:袴サイズ80cm / 草履スタイル:袴サイズ85cm
- 身長に対して標準的な袴サイズ。袴位置はアンダーバストくらいでジュニアらしいバランスの着付け。
- 身長:147cm
- ブーツスタイル:袴サイズ85cm
- 身長に対して標準的な袴サイズ。袴の位置を胸にかかるくらい高めにしてより可愛らしい雰囲気に着付け。
- 身長:150cm
- ブーツスタイル:袴サイズ85cm
- 身長に対して標準より短めの袴サイズ。袴が短い時は、柄の入った帯などを選び帯を広く見せることで、袴位置を低めにしバランスが取ることができます。
サイズ選びに悩んだら よくある質問
当店に寄せられる袴サイズの選び方でよくあるお問い合わせです。
サイズ選びに悩んだら参考にしてみてください。
- Q1.袴サイズがピッタリのものがない場合、短い方か長い方かどちらのサイズを選べばよいですか?
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A.成長期のお子様の場合、袴サイズは長い方を選ばれた方が無難です。
また、まだ履くものを決めていないのであれば、長い方を選んで草履スタイル、または短い方を選んでブーツスタイルにするという決め方もあります。「よくある質問Q2」も参考にしてください。
- Q2.半年後の着用予定です。袴サイズの選び方はどうしたらよいですか?
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A.ジュニアや小学生の成長が盛んなお子様の袴選びは慎重になりますよね。
早めに袴のご準備をされる場合は、少し長めの丈を選ばれた方が無難です。
とはいえ、お子様の成長を逆算してもあまりに早くから準備をされると、思わぬ見当違いになるかもしれません。
袴サイズを選ばれる際は、せいぜいワンサイズアップ以内で対応できそうな成長の予測ができる時期が来るまで待つことをおすすめします。
- Q3.身長が150cmの場合、大人用の袴サイズからも選んでも大丈夫ですか?
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A.「身長が145cm以上」尚且つ「アンダーバストが68cm以上」であれば大人用の袴も選択肢に入れられます。
ただし、アンダーバスト68cmは大人用袴適応の最低寸法ラインですので、アンダーバストが70cm以内の場合はジュニア用の袴を選ばれた方がすっきりとした袴姿で印象もよくなります。
「ジュニア女の子袴サイズ早見表」を参考にしてください。
- Q4.袴サイズが85cm/90cmなのですが、大人用袴は着られますか?
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A.「アンダーバストが68cm以上」であれば大人用の袴も選択肢に入れられます。
ただし、アンダーバスト68cmは大人用袴適応の最低寸法ラインですので、アンダーバストが70cm以内の場合はジュニア用の袴を選ばれた方がすっきりとした袴姿で印象もよくなります。
- Q5.身長148.5cmでブーツを履くなら、袴サイズは85cmか90cmかどちらを選べばいいですか?
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A.90cmなら着付ける際に調整しやすくなります。
長すぎると感じたらスカートのウエストを折るように袴の前紐をひと折りして丈を短くできます。
また少し長い程度なら着付位置を高めにします。
85cmがジャストサイズなら問題ないのですが、短かった場合、着付位置を下げて調整できますが、90cmよりも融通がききません。
また、やっぱり草履がいいとなっても90cmなら着付位置を下げて対応可能です。
京のみやびならジュニア袴の種類が豊富
ジュニアの体型にピッタリの、ジュニア専用袴を当店では種類豊富に取り揃えています。
着物を引き立てる無地袴、足元を華やかに見せる刺繍入り袴など、お気に入りの袴がきっと見つかるはず♪
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